熱管理工事のパイオニア アスク・サンシンエンジニアリング株式会社 > 放射線遮蔽材 NEUTRON-TEX
【NEUTRON-TEX(ニュートロン・テックス)】は、これまでの遮断素材よりも、軽量・加工性・高性能・利便性・汎用性などの面で優れ、放射線のうち透過力が強く人体に甚大なダメージを与える中性子線を吸収することにより、人体への影響を軽減する画期的な新素材です。
遮蔽性能測定実験【特許出願データ】
即発γ線分析装置(PGA)を用いてNEUTRON-TEXについて、熱中性子に対する遮蔽効果(透過割合)を求めました。
※ コンクリート壁等によりエネルギーの低下した"熱中性子線"を主に遮蔽します。
※ 本実験は、日本原子力研究所JRR-4にて実施しました。
警告
熱中性子線を対象とした遮蔽材です。
対象とする放射線の種類と強さを十分確認した上で使用しないと健康に深刻な影響を与える恐れがあります。
材料構成
NEUTRON-TEXの遮蔽能力について、水ファントム(純水の入ったアクリル容器:200×400×400mm)を用い、NEUTRON-TEX(10層)で被覆した場合と、被覆しない場合に分けて照射し、遮蔽能力を求めました。
本実験は、医療照射が行われている日本原子力研究所JRR-4中性子ビーム設備の熱中性子ビームを用いて照射しました。
※熱中性子線量当量率を算出する実効線量換算係数はICRP76の7.6×10-12Sv・cm2を用いました。
※総被ばく線量には2次ガンマ線も含まれます。
遮蔽服を着用することにより、人体への影響を軽減することができます。1999年に発生したJCOの事故を想定した場合、80mの地点で本遮蔽服(NSB-10)を着用すれば熱中性子線を半分以下に遮蔽、総被ばく量の約4割をカットできます。
また、遮蔽材の枚数を部分的に多くすることで、放射線の影響を大きく受ける部位の保護を一層強化しています。
20枚重ね(総厚さ約6mm)の放射線防護クロスは熱中性子線の約80%をカットできます。